福岡県書店商業組合では、平成9年5月に書店商業組合と取次ぎとの間に全国で始めて
雑誌発売情報・新刊書籍発売情報・返品・注文・定期改正のEDIを開始しました。
また、書店外商システムでは、九州の発売日に合わせた雑誌発売情報を提供しデ−タを
受信する事により伝票発行も自動で行えるという省力化にも貢献してきました。
店売においては、1週間に一度日書連が提供するバ−ドネットと連動した。新刊書籍検索
デ−タを提供しまだ当時インタ−ネットが一部の利用でしか無い時代に店頭で新刊の
検索を利用しやすくして来ました。
このとき福岡県書店商業組合が設立したのが福岡県情報センタ−で現在も稼動中です。
この福岡県情報センタ−は、書店がコンピュ−タを利用してEDIを安価で行える様にしたのと
書店業務の中に発売情報を取り込む事により、スピ−ディな情報を顧客にサ−ビス出来る
事を最大の目標としてきました。
福岡県 書店組合図書館デ−タサ−ビス
福岡県書店商業組合では、平成14年8月の理事会で、日本書店商業組合連合会が提供する。
日書連マ−ク(図書館用デ−タベ−ス)をより効率良く利用するために、SA委員会が中心となり
福岡情報センタ−の中に福岡県学校図書館デ−タサ−ビス通称FJNanoを開設したく答申して
理事会の承認をうけ、8月後半より(有)ナノビットの前面的な協力をえて開発に着手し9月より日本
書店商業組合連合会とセンタ−へのデ−タのダウンロ−ド(取り込み)の契約を行いました。
日書連マ−クは、初期の書誌情報120万件はCD−ROMで提供されますが、それ以降の書誌情報
はディリ-(毎日)提供されます。
書店で、毎日のデ−タのダウンロ−ドは大変な仕事になります。FJNanoでは毎日のデ−タ取り込みを
行い、そのままでは、利用するのが難しい日書連マ−クをアプリケ−ションに合わせた状態に加工して
書店が難しい事を考えずに利用出来る様にして提供する事を目的としています。
この日書連マ−クを利用する事で、書店は今まで行って来た学校図書館への装備付納品をおおいに
簡素化でき、手書きによる部分をほとんどデ−タより印刷で利用出来る様になり、学校からも喜ばれます。
又、学校図書館がコンピュ−タ化を行う時、書店の中に納品した本のデ−タベ−スはすでに出来上がって
いると言う事になります。
学校図書館のコンピュ−タ化の時の蔵書デ−タも日書連マ−クでは、提供でき現在他のデ−タベ−スで
高額の費用を掛けてデ−タベ−スの構築もしくは手打ちでデ−タの入力を行っている学校図書館の
コンピュ−タ化を地元書店が学校に働きかけ、日書連マ−クを利用する事で安価でコンピュ−タ化を
進める事が出来導入後の新刊デ−タもFJNanoより提供される日書連マ−クで納品と同時に書誌デ−タ
も登録でき学校は、本が来たその日から貸し出しが出来る等のメリットが発生します。